ツアー史上初の快挙 山路晶が2度のホールインワン
2021年 リゾートトラスト レディス
期間:05/27〜05/30 場所:セントクリークGC(愛知)
2度のホールインワンも予選落ち 山路晶「複雑です」
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(28日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)
22歳の山路晶が第2ラウンドで2度のホールインワンを達成した。宮里優作が2006年に米PGAツアー「リノ・タホオープン」で達成したことがあるが、国内男女ツアーでは初の快挙となった。
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初日に18ホールプレーした山路だが、第2ラウンドはアウトコースからティオフし、2番でバーディを先行。続く3番のパー3(150yd、実測139yd)、9Iで放った球はまっすぐピン方向へ飛び、手前に着弾してカップイン。同組の藤田光里や篠原まりあと「『いぇーい』って。うれしかったです」と歓喜の声をあげた。
驚きはそこで止まらなかった。7番(175yd、実測172yd)のパー3でもまたもやエースを達成。「入ると思わなくて、『こわっ』ってなった」。7Iで放ち、「(球筋は)ドローで、これも手前から転がって入った。両方とも見えた」。2020年「富士通レディース」第1ラウンドでの達成を合わせて、自身ツアーでは3度目のホールインワンとなった。
データが残る1990年以降、ツアーで行われた総ラウンド数は前週大会までで29万4903ラウンド。「ツアー史上初とも知らなくて、驚きでうれしい気持ちです」と喜んだ。後半2つあるパー3でも「3つ目はないだろうな」としながらも、しっかりと狙った。
今週はハウスキャディを起用してのプレー。傾斜がきついグリーンへの攻略に「ハウスキャディさんの方が知っていると思って」。3番で使用したボールは5番でOBしたことで無くしたが、7番での記念ボールは「キャディさんにあげました」と話した。
ただ、この日は2イーグル1バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」で回り、通算4オーバー75位で予選落ちとなった。「ショットはいいなかで、ドライバーが曲がってしまってもったいなかったのが多かった。予選通りたかったけど、ホールインワン2回…複雑です」と話した。(愛知県豊田市/石井操)
<ピンポジションの詳細>
3番:手前24yd、左から8yd
7番:手前19yd、左6yd