大会連覇がかかる勝みなみ。不振脱却を目指す

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 事前（20日）◇中京GC石野コース(愛知県) ◇6486yd（パー72）

「今年は優勝でしょう。ファンもそれを願っている。陰ながら応援したい。私も優勝していい流れを阪神のチームに持っていけたらいい」。ツアー4勝の勝みなみがプロ野球セ・リーグで首位を走る阪神タイガースのファンとして熱く語った。

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ルーキーながら10本塁打と主砲クラスの働きでチームをけん引する佐藤輝明内野手とは同学年だ。「すごいですよね。新人なのにそれを感じさせない貫禄もあるし、チャンスで打つ。若い力でチームも盛り上がって、雰囲気もいい感じがする。テルアキって呼んでいる」と活躍に心を奪われる。

アマチュアだった2014年の初優勝時から阪神ファンを公言。コロナ禍の昨年から動画配信サービスの「DAZN（ダゾーン）」に加入した。「土日は（ゴルフの試合で）見ることができないですが、火曜日から金曜日まではずっと見ています」と説明した。

もちろん、自身の本職も忘れてはいない。大会連覇がかかるだけに、「イメージのいい試合。アマチュアのときから出させてもらっている。本当に頑張りたい。ショットの調子も前よりは良くなっている。かみあってくれば、上位にいける」。21年は11戦でトップ10なし。直近4戦では予選落ち3度と棄権（体調不良）だが、力強い。

次週「リゾートトラスト レディス」（愛知・セントクリークGC）を経て、海外メジャー「全米女子オープン」（カリフォルニア州・オリンピッククラブ）にも出場する。「トップ10に入って自信を取り戻したい」。まずは相性のいい大会で結果を残す。（愛知県豊田市／玉木充）