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田辺ひかり 師匠の「貫禄とオーラ」で好位置キープ

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 2日目(24日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6439yd(パー71)

ツアー初優勝を目指す田辺ひかりに出だし1番でうれしい出来事があった。前の組が詰まってスタートが遅延、ティイングエリアで時間を過ごして、左側にある18番グリーンに目をやると、指導してもらっている師匠の佐伯三貴の姿があった。

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「グリーンにあがってくるときの貫禄とオーラがすごい。パットが入りそうだなと思ったが、本当に入った」。ギャラリーの姿などもあり、カップの位置は見えなかったが、歓声でバーディパットを決めたことがわかった、という。

2007、13年大会覇者の佐伯は19年「大王製紙エリエールレディス」以来の実戦で、初日「73」と低空飛行だったが、この日は「66」と底力を発揮し、通算3アンダー18位で終えた。「(グリーンで)三貴さんが気づいて手を振ってくれて、拍手しました。うれしかったし、(1番で)落ち着いていいショットが打てた」

前半こそ3番でボギーをたたいたが、10番では144ydから8Iで3mにつけてバーディ。続く11番でも142ydから7Iで3mにつけ連続バーディを奪った。「チャンスがなかなかつくれなかったが、厳しいパーパットもしのげた。焦ることなく、落ち着いてプレーできた」と師匠のプレーに発奮した。

「優勝を狙える位置なので頑張りたいのはもちろんある」。3バーディ、1ボギーの「69」で回り、首位と2打差の通算7アンダー3位。師匠の名前が刻まれている大会で逆転優勝を目指す。(静岡県伊東市/玉木充)

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