比嘉真美子が強風を制して挙げたツアー初優勝を振り返る
ゴルフきょうは何の日<4月7日>
2013年 比嘉真美子がツアー初優勝「感無量です」
静岡の葛城GC山名コースで行われた「ヤマハレディースオープン葛城」で、比嘉真美子が通算4アンダーで並んだ大江香織、テレサ・ルー(台湾)とのプレーオフを制してツアー初優勝を挙げた。
12位タイでスタートした最終日、瞬間最大風速が20m/sを超える強風が吹き荒れていた。そのなかで首位に1打差まで縮め、迎えた正規の18番で3mのバーディをはずし、2位タイでフィニッシュ。しかし、首位に立っていたルーが同ホールでボギーを喫したことでプレーオフへと突入した。
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「ここまで来たら絶対に勝ちたい。やるしかない」と覚悟を胸に迎えた延長の2ホール目で、比嘉がバーディを奪って決着となった。「父が亡くなってからは私が母と姉を支えたいという気持ちが強くなった。これまでは明るく振る舞うことしかできなかったけど、その2人の前で勝てて感無量です」。
19歳と178日での初優勝した比嘉は、当時では4日間競技に限れば日本人最年少記録。プロ2年目での活躍の裏には心に刻まれていた1つの誓いがあった。「絶対に自分を曲げない」
プロ転向から2戦目で迎えた前年の「富士通レディス」、トップと5打差で迎えた最終日で上位陣が伸び悩むなか、前半に3つ伸ばして優勝争いに名を挙げていた。ただ、自分の位置を見てしまってからは「いつも刻まないホールで刻んでボギーを打ってしまった」と自滅。自身のプレースタイルの変化を悔いた。その反省をバネに、自信をつけた瞬間だった。
(※)現在の記録は畑岡奈紗のアマチュア時代に優勝した2016「日本女子オープン」での17歳263日)
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