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宮里藍さんとプライベートラウンドも 元女王・上田桃子が持つ強み

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日(1日)◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)◇6564yd(パー72)

開幕前にZOZOとの所属契約を発表した上田桃子が、大会初日を「68」で回って、首位と2打差5位と上々のスタートを切った。

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「(契約して)出だしにずっこけると、自分も嫌だし、スポンサーさんにも悪いなと思っていました。少し緊張もあったけど、ピリッとした気持ちでやれたので、それもプラスになったかな」とほっとした表情で振り返った。

今年開幕から3戦はアイアンのシャフトをダイナミックゴールド(トゥルーテンパー社)に代えていたが、開幕前日に使い慣れたNSプロ(日本シャフト)に戻した。

同じ重さだがダイナミックゴールドの方が回転数が高く、グリーンで球が止まるようにという狙いがあった。だが、「ヘッドの重さを感じられずに、待てずに左に行くことが多かった」と、オフとは違い、実戦ではうまくタイミングを取ることができなかった。

アイアンを戻したばかりで「そこだけ気になった」というものの、「パターが入ってくれた」と6バーディ(2ボギー)を量産した。

オフとした先週、プライベートでは現在第一線を退いている日本ツアー14勝の宮里藍さんらとラウンドしたこともプラスに働いたかもしれない。「私たちの時代は“見て学ぶ”という感じ。アドバイスとかはないけれど、パットのイメージの出し方とか、目線の使い方が改めていいなぁと思いました」とパット巧者の宮里から良いイメージを吸収した。

一方で、開幕前日は小祝さくらと練習ラウンドした。賞金ランクトップの小祝は「ショットの正確さとか、陰ながら見ています」と先輩のプレーから学びつつ、上田も「刺激になる姿は見せないと」と気を引き締める。

34歳の元・賞金女王。若さの勢いは失っても、これまで積み上げてきた知識や経験、人脈は色褪せない。(静岡県袋井市/今岡涼太)

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2021年 ヤマハレディースオープン葛城



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