2024/11/02クラブ試打 三者三様
「今の自分につながっている」宮里藍さんがコロナ禍でも貫く育成
2020/12/25
GDOEYE
宮里藍が「ダイキンオーキッドレディス」でプロ初優勝を飾った。
前年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でツアー史上2人目のアマチュア優勝を成し遂げてプロ転向。スーパールーキーとして地元沖縄での開幕戦に臨み、キャディは兄・優作が務めた。
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首位と3打差の13位で初日を終え、2日目にただ一人60台となる「66」をマークして単独首位に浮上。1万2000人超という大ギャラリーの期待を一身に背負った最終日は終盤ベテランの肥後かおりに並ばれながら、上がり2連続バーディで振り切った。
3日間競技だった当時のトーナメント記録に並ぶ通算10アンダー。プロ転向4試合目でのタイトルは沖縄出身選手として初の「ダイキンオーキッド」優勝というメモリアルな1勝でもあった。
「兄の優作がキャディであったこと、大勢のギャラリーの声援がうれしかったです。将来は精神的に強く、技術はもちろんのこと、爽やかなプロになりたいです」。この年5勝を挙げ、5年連続賞金女王に輝いた不動裕理と最終戦まで熾烈(しれつ)な争いを繰り広げた。
その後も日米で活躍し、世界中のファンに惜しまれながら2017年に引退。初々しい優勝スピーチで口にした理想像を体現するプロゴルファー人生だった。