社団法人日本女子プロゴルフ協会は、10月22日（木）から2日間開催予定の「LPGAステップ・アップ・ツアーIDECレディースカップ」（兵庫県のウェストワンズカンツリー倶楽部）の開催中止を発表した。

ステップ・アップ・ツアーとは同協会が主催する大会で、レギュラーツアーへの出場資格を持たない選手や、前年度のプロテストに合格した新人選手を対象に開催されている。優勝者には、翌週から4試合のレギュラーツアー出場資格が与えられることで注目も高い。

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宮里藍、横峯さくらなどがツアーに参戦し人気が急上昇し始めた2004年以降、このステップ・アップ・ツアーにも協賛する企業が増えた。それまで年間4から6試合程度だったが、05年に12試合に増えると、昨年には年間14試合まで増加。

ところが今年は景気悪化の影響も伴い、シーズン前に発表された試合数は9。そして、今回の開催決定で8試合まで現象することとなった。同協会会長の樋口久子氏は「今大会の開催に向け、共催社をはじめ関係者の皆様方には大変な努力をしていただきましたが、開催に至らず真に残念です」とコメント。

レギュラーツアーも昨年の37試合から今年は34試合に減少している。横峯さくらや諸見里しのぶの活躍で人気は維持している女子ツアーだが、来シーズンはさらに試合数が減少することも予測されている。今後もこのような寂しいニュースが入るかもしれない。