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古江彩佳が日本人初の1試合4イーグル 生涯獲得賞金も1億円突破

◇国内女子メジャー第3戦◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(29日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)

ツアー史上3人目の3週連続優勝を逃しても、古江彩佳はとんでもないインパクトを残した。2連続バーディを奪って迎えた後半11番(パー5)。残り97ydからの3打目を54度のウェッジで放り込んだ。

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「感触はすごく良かったけど、(打ち上げで)見えなかったから、『ボール、どこやろ』って(探してしまった)。奇跡です」とほほ笑んだ。イーグルは今週4個目。3日間大会の2002年「ミズノクラシック」でソフィー・グスタフソン(スウェーデン)が達成して以来ツアー史上2人目、日本人選手では初の快挙となった。

2位から出た3日目に10位まで後退。最終日はあえてリーダーボードに目もくれず、目の前のプレーに集中力を高めて臨んだ。「後半になるにつれて、(ボードが)増えていく。メッチャ『見たい』ってなったんですけど…」と笑いつつ、決めごとを貫けるのが20歳の強さの原動力。優勝した原英莉花に肉薄していたことにも気付かないまま、通算8アンダー2位でフィニッシュした。

プロ転向から1年強で生涯獲得賞金は1億円を突破。20歳186日での到達は宮里藍(19歳141日)、横峯さくら(20歳131日)に次ぐスピード記録だ。「いきましたね~、1億。ビックリです。そんなにお仕事で頑張れたんだなって」と声を弾ませ、「(本当なら)ディズニーに行きたい。ディズニーか、あゆか…」。大好きな歌手・浜崎あゆみさんの名前も挙げながら、旅行もままならないコロナ禍での使い道を“妄想”してテンションを上げた。

「優勝もできて、基本的に安定した位置にはいられたのかな。それは(自分を)褒めたい」と充実感を示す国内での戦いは、年をまたいで続く長丁場のシーズン。その前に自身初の海外メジャーとなる「全米女子オープン」(12月10日~/テキサス州チャンピオンズGC)に挑む。

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2020年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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