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足裏の痛み発症も 渋野日向子は終盤窮地で“連続ガッツパー”

◇国内女子◇伊藤園レディス 2日目(14日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)

渋野日向子がピンチを耐え抜き国内ツアー今季初の予選通過を決めた。足裏に痛みを抱えながら1バーディ、2ボギーの「73」。スコアは落としたが、カットラインと1打差で予選落ちした前年大会のリベンジを果たし、安堵の表情を浮かべた。

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終盤に訪れた窮地。悩めるグリーン上で渋野は「手、震えないで」と自身に言い聞かせた。全英女子オープン制覇後にプレッシャーから時々発症する症状。ただ緊張感が高まる場面でもこの日は手は震えず、スムーズなストロークからパーパットを流し込んだ。

17番(パー3)。グリーン左に構える池を避ける意識から、ティショットは右に流れた。20ydの難しいバンカーショットを残す。「高さとキャリーを出してキュッと止める」とイメージ通りの1打で、1.5mに寄せてパーをセーブした。「後半に入ってから(カットラインは)意識していました。去年は最後にボギーを打って予選落ち。ゼロ(イーブンパー)だと、どうだろうって思っていた」

前年と同じ右サイドにピンが切られた18番。「去年(2日目)は右のバンカーに入れてボギーにした。バンカーだけは嫌だと思って、今度は引っかけ気味になった」。第2打は左手前にある池をわずかに越えグリーンで弾み20mを残した。パーパットを2m残したが、上りの真っ直ぐなラインを打ち切った。

「出だしからしょうもないゴルフをしてしまったけど、17番と18番のパットは良かった。今年はシビアな場面で(パットを)ほとんど決められていない。最後はちょっとしびれましたね」と納得した。

前日痛みが増した右足の裏は原因不明だが「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」の疑いがある。炎症から痛みが起き、この症状に悩むアスリートは多い。針治療を施し、テーピングを巻き対処している。「(痛みがあっても)スイングはできる状態。ただ今週は(痛みが強く)かばいながらやっている。これを言い訳にしたくないですし、自分のスイングをするためにしっかり治さないといけないです」と話した。

万全なコンディションではないが、今季国内ツアー4試合目で初の予選通過。最終日は22歳の誕生日になる。「21歳はポンコツな一年。きょうは全体的には悔いが残る一日だったし、22歳の初日は良いところを見せたい」。42位からの巻き返しに向けて力を込めた。(千葉県長南町/林洋平)

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