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中1以来の罰打 渋野日向子「怒り通り越してわらけてきた」

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 初日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)

渋野日向子がプロとして初めてとなる規定違反の罰打を受けた。前半5番で動かしたボールマーカーを戻し忘れたままパットを放ち、ゴルフ規則14.7a(※)の誤所からのプレーで2罰打。同ホールのダブルボギーに「どのバーディよりも5番が…。怒りを通り越してわらけてきた。情けないですね」と反省する羽目に。それでも「取り戻さないと」と後半3バーディを奪った。無観客開催の2020-21シーズン開幕戦をイーブンパーで滑り出した。

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未明からの激しい雨で全組1時間遅れてのティオフ。雨脚が強まった午前10時6分からは34分間の中断を挟んだ。中断のホーンが鳴る直前、5番グリーンでカップインしたボールを拾いに向かった渋野は思い出したかのように、定由早織(さだよし・さおり)キャディに向かって「あっ…」と言葉を発した。

1mのパーパットは同伴競技者とラインが重なりボールマーカーを1クラブへッドずらしていた。その後、水が溜まった5番グリーンに水はけのローラーをかけるため同組の横峯さくら西村優菜と競技委員を呼んだ。「キャディさんとも(マーカーを)戻さないとね、という話をしていた。ローラーをかけてもらっている間に完全に忘れてしまって」。自らミスに気づき、その場で競技委員に報告。ルーリングのミスは過少申告をした中学1年生のとき以来だという。

「あー本当に恥ずかしい。2打損してしまったのでこれからのゴルフ人生、マークを戻さなかったことは絶対に忘れないです。(切り替えは)6番に行くところで中断に入ったので」。反省の言葉を並べながら出遅れを回避したラスト5ホールの3バーディには「前半と後半の最初の方はドライバーがうまくいかなかったけどオフに取り組んできたことを実践できるようにやっている。18番のティショットは良かったです。やっぱりスロースターターだなと思いました」と手応えを口にした。

この日は再現性を高めたり、捻転を使うためにショット、パット時のスタンス幅を狭めた「ニュースタイル」を披露した。オフに徹底的に磨いたウェッジにも及第点を与えた。「最初は緊張しましたね。明日以降もっと攻めのゴルフができるように頑張りたい」と気持ちを切り替え、2日目を見据えた。

※14.7a 球をプレーしなければならない場所
ホールをスタートした後:
●プレーヤーは自分の球が止まった場所から各ストロークを行わなければならない。ただし、規則がプレーヤーに別の場所からプレーすることを要求する、または認める場合を除く(規則9.1参照)。
●プレーヤーは誤所から自分のインプレーの球をプレーしてはならない。規則14.7aに違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰:一般の罰。複数の規則違反が1つの行為、または関連する行為の結果である場合、規則1.3c(4)参照。

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