4カ月遅れでシーズン開幕 ツアー最高額の一戦で畑岡、渋野、鈴木愛が火花
2020年 アース・モンダミンカップ
期間:06/25〜06/28 場所:カメリアヒルズCC(千葉)
渋野日向子 初戦開幕2日前の状態は「へなちょこ」
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前(23日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」開幕2日前となる23日、渋野日向子はアウト9ホールの練習ラウンド後にリモート会見を行い、会場の雰囲気や大会への意気込みを語った。
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会場入りして、クラブハウス内でPCR検査を受けた。「思っていたより簡単でした。他競技でも米ツアーでも一人、陽性者が出てしまったので、やってもらって良かったです」と一安心。練習ラウンドは前日22日にトレーニングを行ったこともあって、「筋肉痛です。今日はへなちょこでした。状態は15%です。距離も出なくて、練習ラウンドにはならないな」と話の内容とは裏腹に明るい表情を見せた。練習ラウンドではグリーン周りの芝とバンカーを中心に、今オフに練習してきたというアプローチを確かめた。
渋野にとってこの大会はこれまで、ターニングポイントとなった試合。レギュラーツアーに初めて出場したのが2018年の今大会。翌19年大会では4位で終えて賞金1200万円を稼ぎ、賞金ランキング3位で海外メジャー「AIG全英女子オープン」への切符をつかんだ。「この試合から2020年シーズンが始まる。ほかの試合と比べて思い出深い部分はある。今年はこの2年間よりもちょっといい状態で臨めるとは思うので上位を目指せるように頑張りたい」。予選ラウンドはツアー通算23勝のベテラン、横峯さくらと昨年プロテスト合格組の西村優菜と同組で、まずは決勝ラウンド進出を目指す。
今シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大で試合数が減少し、2020年と21年が1シーズンに統合された。賞金女王が目標かどうか問われると、「2020年、21年を通してだと思うので、今は自分の目指すところの眼中には入っていない状態」と話した。