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「契約社員から正社員になった気分」 ペ・ソンウがメジャー初制覇

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(1日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)

2位で出たペ・ソンウ(韓国)が6バーディ、1ボギーの「67」をマーク。後続に4打差の通算11アンダーで、8月「北海道meijiカップ」以来のツアー通算2勝目を挙げた。今季の優勝者や賞金ランキング上位など限られた選手だけが出場できる今大会。「お祭りのような感じで、リラックスしてプレーできました」と笑顔でメジャーを戦い抜いた。

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ひとつ前の組では渋野日向子が大勢のギャラリーを引き連れた。「『ナイス!ナイス!』と前の組のギャラリーの声援が聞こえてきたので、12アンダーまでいかないと(優勝は)ダメかなと考えていました」と焦りもあった。前半は5番(パー3)でボギーを喫するなど「苦しかった」と振り返った。

「高麗グリーンでとても難しいコースでした」。それでも8番(パー3)で6mのバーディパットを沈め、続く9番(パー5)でも2オンに成功してバーディ。以降は「自信を持ってプレーできました」と4つのバーディを奪った。

試合前の取材では今シーズンのプレーについて「100点満点」と答えていたが、「この試合を優勝できたので、200点も300点も上げたい。本当に日本に来てよかった」と大きな満足感を得た。

メジャー勝利で3年シードも獲得した。「契約社員から正社員になった気分です。シードの心配なくプレーができるのはとてもいいし、もうちょっと果敢なプレーができると思うので楽しみ」と目を輝かせる。来季に向け、「ことしは学ぶ姿勢でシーズンインしました。来年は心の余裕が少しできると思うので、ギャラリーの皆さんと一緒に楽しんでプレーしたい」と意気込んだ。

「ことし、日本に進出して安定した成績を残せました。李知姫プロ(韓国)が今年でこの大会に出場するのが15回目と聞きました。わたしもそんな風に長く活躍できるプロになりたい」。ツアー23勝で40歳の大先輩の背中を追いかける。(宮崎県宮崎市/柴田雄平)

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