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小林浩美会長以来 森田遥は“シード圏外”から史上3人目の逆転Vへ

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(23日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

シード圏外からの逆転劇へ、2位から出た森田遥が通算15アンダーの単独首位に立って最終日を迎える。

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1イーグル6バーディ、3ボギーの「67」。スイングとクラブのマッチングに悩み、今季序盤からつまずいた23歳は、最終組で回り「ギャラリーも多いし、やっぱり特別感はあります。その中で良いプレーが出来て良かった」と充実感に浸った。

賞金ランキング61位から来季シードが得られる同50位以内へ浮上するには、今大会単独3位が最低条件だ。ビッグスコア続出のコースで、鈴木愛(13アンダー7位)、申ジエ(韓国/14アンダー2位)、渋野日向子(13アンダー7位)の賞金ランクトップ3を含め、5打差以内に12人。「団子状態でまだ誰が勝つか、わからない。そこ(逆転シードは)は何も考えずに、コースと戦えたらと思います」と自然体を貫く。

シード争いの最終戦で“圏外”から優勝したのは、1990年の村井真由美と2002年の小林浩美(現日本女子プロゴルフ協会会長)の過去2例しかない。荒天が予想される最終日。「早めにチャンスを作って、流れを持っていきたい」。18歳で米下部ツアーを勝ち、日本ツアーでは参戦初年度から3季連続でシードを維持する本格派。土壇場で17年「meijiカップ」以来となる優勝の雰囲気を漂わせている。(愛媛県松山市/林洋平)

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