21人の新人誕生 安田祐香、吉田優利、アン・シネらが合格/女子プロテスト
一発合格の安田祐香 目標は「大山志保さんのような選手」
◇国内女子◇最終プロテスト最終日(8日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6398yd(パー72)
同世代をけん引する安田祐香がプロテスト一発合格を果たした。4日間で唯一のオーバーパーとなる「73」で回り、トップ合格のイ・ソルラ(韓国)とは4打差だったが、通算5アンダー4位。「ちょっとホッとしました」と表情を緩め、今後のキャリアを思い描いた。
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強心臓で鳴らす18歳を運も支えた。強風吹くリンクス型のコース。後半15番、右から抜ける風を気にして、137ydからの2打目を8Iでダフった。打球はグリーン右手前の池方向に飛んだが、淵に跳ね返ってラフへ。「池だと思った。ただ同組の選手がセーフだと言ってくれて。今日は運が良かった。池だったらダボもあった」。難なく20ydを寄せ、パーを拾った。
国内ツアー20戦出場で、予選通過19回。世界アマチュアランキングは、日本勢最高の5位。一発合格は当然の流れとみられたが、「パットで全然寄せきれず、3パットもあった。ショットもすごく良いというわけではない。全部しんどかった。自分が感じていない緊張はあったと思う」。それでも安定感は随一。周囲の期待を必要以上に背負い込み過ぎず、「これまでの経験もある。いつも通りにプレーをしたらこういう状況でもいけるという自信はあった」とプレッシャーをはねのけた。
憧れの選手像を問われ、42歳でツアー通算18勝の大山志保の名前を挙げた。今年同組となった試合があり、「飛距離も私より出る。ファンの方も大切にされている。長く活躍できる選手になりたい」。来季出場権をかけた予選会は、今月26日に始まる。将来の目標にする賞金女王や、世界での活躍に向け、第一歩を踏み出した。(岡山県笠岡市/林洋平)
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