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最高額大会へ 渋野日向子はドライバーに不安

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前(23日)◇マスターズGC(兵庫)◇6510yd(パー72)

賞金ランキング2位の渋野日向子が最年少女王へ、秋の大一番を迎える。賞金総額2億円、優勝賞金3600万円は、いずれも年間39試合で国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」などと並ぶ最高額。開幕前日はショットの懸念を抱えたが「この試合で上位にいけば、(賞金女王に)近づける」と意欲を口にした。

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プロアマ戦を含め、事前27ホールを回り思わず首を傾げた。アドレス時に自然と左を向いており、「自分でも思っている以上に向いていた。ドライバーもアイアンも…。でもドライバーが一番やばいですね。真っすぐいっても、ちょっと違和感がある」。グリーンはボールが止まりやすく、優勝スコアは二桁アンダーを想定。地元・岡山県からも知り合いが応援に来る。「(これまで開幕前の不調は)試合のスコアに反映されてはいないけど、ちょっと久しぶりの感じ。今から練習して、ちょっと頑張ります」とうなずいた。

約610万円差の賞金ランク1位・申ジエ(韓国)を逆転し、初の1位に立つには今大会7位以内が最低条件だ。前週は試合を休み、ショートゲームの練習に専念した。「50~100yd以内をだいたい10yd刻みで。あとはグリーン周り、フェースを開いて球を上げて止めるような寄せ。(深いラフの3週前の日本女子オープンゴルフ)選手権とかでは、ラフからショートさせた場面もあったので。52度と56度のウェッジだけをずっと練習していました」。本格参戦1年目の20歳は弱みを克服し続けることで、急成長を遂げてきた。

次週は米ツアー「スウィンギングスカートLPGA台湾選手権」に推薦出場するため、国内ツアー出場予定は今大会含めて残り5戦になる。最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(11月28日開幕/宮崎カントリークラブ)で賞金女王となれば、2007年に21歳156日で賞金女王になった上田桃子の年少記録を更新(21歳16日)する。「フェアウェイをキープできれば、しっかりボールも止まる。(今週は)大きいですね。大事だと思う」と力を込めた。(兵庫県三木市/林洋平)

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