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8連続バーディの成田美寿々「“祭り”でした」連覇圏内へ

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(19日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

「千葉の皆さんに力を与えたいと思っているんですけど、逆に力をもらったかなという感じです」。ツアー13勝で前年覇者の成田美寿々が、地元の声援を背に躍動した。

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首位と7打差の2アンダー21位からスタートし、出だしの1番からツアー記録タイとなる8連続バーディをマークした。その後、3つのボギーを喫したが「67」とし、首位と6打差の通算7アンダー11位に浮上。連覇へ可能性を残した。

1番(パー5)で3mを沈め、2番でピン左から3mのスライスラインを沈めこぶしを握ると波に乗った。ティショットを放つとすぐにボールから視線を外す場面が何度もあったが、思い通りの球が出ている証拠だ。「楽しかったですし、いい集中が出来た」とフェアウェイからのショットを何度もピンに絡めた。

3番で2打目をピン手前1.2mにつけ、4番(パー3)で奥から4mを沈めた。5番の2打目を80cmにつけると、6番でも1m、7番(パー5)では50cmとショットが冴えわたった。8番(パー3)で15mのバーディパットを残したが、「残り3mで(ラインに)乗っちゃった!入っちゃう!あ、入っちゃった!って感じでした」とこれを沈め、両手を高々と上げた。

9番で「あーやっちゃった」とティショットを左に曲げ、この日初めてラフに入れると流れは途絶えた。2打目をグリーン奥にこぼし、チップインを狙ったがボールはカップの横を通過しボギーを喫した。「“祭り”でした。わたしの組は」と同組の小祝さくらと合わせて15個のバーディを奪った前半だったが、後半は「いつも通りって感じでした」と流れを引き戻せなかった。

普段より結果にこだわり、予選通過に安どするのには理由がある。千葉県市原市出身。台風で被害を受けた地元への思いから、開幕前日に今大会の賞金全額を寄付することを公言した。「公言した手前、予選落ちしたらめちゃくちゃかっこ悪いし、やっぱりそういう気持ちは昨日からずっとありました」。

2012年大会では5打差を、前年大会では2打差をひっくり返す逆転劇を演じているだけに「成田美寿々がいるぞというのをちらつかせられると思う」。虎視眈々と8月「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来の今季3勝目に照準を合わせる。(千葉市緑区/柴田雄平)

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2019年 富士通レディース



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