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三浦桃香 迫る“運命”へのカウントダウン

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 初日(11日)◇東名CC(静岡)◇6572yd(パー72)

賞金ランキング114位の三浦桃香は3バーディ、1ボギーの「70」で回り、首位と5打差の2アンダー13位につけた。運命を左右するプロテストが約4週間後に控え、スポンサー契約を結ぶ今週のホステス大会が自身の今季ツアー最終戦の可能性がある。「もやもやはあるけど、考えてもきりがない」と胸中を述べた。

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雨脚は次第に強さを増した。後半13番、フェアウェイからの2打目地点で中断のホーンが鳴った。クラブハウスに戻ることなく約40分間待機した。再開後、残り141ydから8Iで60cmにつけた。12番での初ボギーを帳消しにするバウンスバックに、20歳は「ここは成長なのかな」と控えめに胸を張った。

今季23試合の出場で予選落ち18度。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の規定変更により、三浦は3度目となる最終プロテストに合格しない限り、来季出場権をかけた予選会受験が困難な状況だ(※)。主催者推薦での出場なども絶たれ、他ツアーに活躍の場を求めないと“主戦場なし”になる。加えて、今年のプロテストは安田祐香(大手前大1年)、古江彩佳ら実力者が顔をそろえている。

プロテストの会場になる岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、ラウンド経験が豊富だ。練習中にコースメモを持ちながらイメージを繰り返す。ただ「自分ではどうすることもできないじゃないですか。周りからも(プロテストのことを)言われるけど、頑張りますとしか言えない。自分にできることは体調管理とか、とにかくベストを尽くせるように整えること」と表情を引き締めた。

今大会は2日目の中止が決まり、最終日の競技は台風19号通過後のコース状況により判断される。「きょうは風が強い中で、練習してきたショットを使えた。ここ1カ月で成長できた部分もある。こういうゴルフをしていれば、合格もできると思う」。まずは初日に、わずかながら確かな感触もつかんだ。(静岡県裾野市/林洋平)

(※)11月の「大王製紙エリエールレディスオープン」終了後に賞金ランキング70位以内の場合、最終予選会を受験できる

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