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浅井咲希をプロの世界へ導いた勝みなみの存在「まさか同じ舞台に立てるとは」

◇国内女子◇CATレディース 2日目(24日)◇大箱根CC(神奈川)◇6704yd(パー73)

ツアー初優勝を目指す浅井咲希が5バーディ、1ボギーの「69」でプレー。通算9アンダーでトップをキープして、あす最終日を迎える。「今朝は食欲ないと思ったけど、朝から肉まんが入って、案外きょういける。緊張とかしていないんだな」とスタート前を振り返る。

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幼少期に経験したスナッグゴルフをきっかけに6歳からゴルフを始めた。中学生の時に全国大会の練習ラウンドで同世代の勝みなみと回り、「(勝に)出会って、見た時に本気でプロを目指したいと思った。衝撃というか、神ですよね。でもまさか、自分が何年後かに同じ舞台に立てるとは思わなかった」と語る。

2012年当時、中学2年で13歳だった勝は「西陣レディスクラシック」で予選を突破し、通算2オーバーの25位タイでベストアマチュアを獲得した。「プロの試合に出て活躍しているのを横で見ていて、プロの世界、この試合に行きたい」と刺激を受けた。

「今の飛距離じゃ通用しない」と体重を増やし、素振りと筋力トレーニングをして飛距離を求めた。「今はヘッドスピードは43m/秒ぐらいだけど、中学3年の時は46.5 m/秒ぐらいありました。みなみと出会ってから1年でそこまでもっていった」。身長151cmと小柄ながらも2日目のドライビングディスタンスは、平均260ydで全体4位をマークした。

初優勝に向けて力が入るが「上手くいっても失敗したとしても、絶対に明日は、私のこれからのゴルフ人生に活きる一日になる。これも経験やと思って全部受け入れて自分のものに出来たら」と意気込んだ。 (神奈川県箱根町/石井操)

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