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アマで23勝の19歳・大田紗羅 3位発進も「黄金世代がすごすぎて…」

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日(16日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6705yd(パー72)

主催者推薦で出場するアマチュアの大田紗羅が6バーディ、ノーボギーの「66」をマーク。6アンダーとして、ツアーで自己最高の3位で初日を終えると「毎日5アンダーを目標にしていたので貯金が出来たかな」と屈託のない笑顔を見せた。

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インから出て14番から3連続バーディを奪ってハーフターンした。後半1番で残り135ydの2打目を8IでピンにピタリとつけてOKバーディ。6番で残り165ydの2打目を6Iで1mにつけて5つ目のバーディを奪うと、最終9番(パー5)でもひとつ伸ばした。

今季レギュラーツアー出場は4試合目。6月「ヨネックスレディス」で7位、7月「サマンサタバサレディース」で13位と結果を残した。「ショットがだいぶ安定してきて2打目が乗るようになったので、バーディチャンスが増えた」と好調の要因を分析する。

2000年6月生まれの19歳。 幼少期に宮里藍さんが優勝した姿を見てプロゴルファーに憧れを抱いた。「運動が嫌いなんです」と運動神経には自信がなかったが、「止まっているボールなら打てるんじゃないかな」と小学校低学年から本格的にゴルフを始めた。

才能が開花するのに時間はかからなかった。11年に出場した「JJGAチャレンジ」を皮切りに「東北ジュニアゴルフ選手権」(12、14、16、18年)など、これまでにアマチュアの大会で23勝を挙げた。

エリート街道を走ってきたようにも見えるが、高校に進学すると一時は“ドライバーイップス”に陥ったという。それでも「自分で動画をチェックしたり、コーチに見てもらったり」と定期的にスイングチェックをするなどし、壁を乗り越えた。

ツアーで実績を持つ同じくアマチュアの安田祐香らと同学年。2つ上の世代には、渋野日向子らツアーをけん引するトッププロがひしめいている。「プラチナ世代とか言ってもらえるんですけど、黄金世代がすごすぎて…」と謙虚に微笑む。週末に存在感を見せつけ、9月に待ち受けるプロテストに向け弾みをつけたい。(長野県軽井沢町/柴田雄平)

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