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“渋野スマイル”は何点? NEC開発の笑顔採点チャレンジ

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(15日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6705yd(パー72)

“スマイルシンデレラ”の笑顔は、97.2点と出た。20歳の渋野日向子がプロアマ戦終了後に、大会を主催するNECが開発した笑顔を点数化する『笑顔パワーゲーム』に挑戦。特殊カメラの前でスマイルを作り100点満点で採点された。

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同社が今年のラグビーワールドカップや20年東京五輪で関係者の入場口などで使用する顔認証システムの技術を生かし開発した。AI技術を使い、口角の上がりや目尻の下がり具合などを中心に「漫画やアニメの理想的とする笑顔があり、それに近いもの」(同社関係者)が、高得点の条件になるという。

大会期間中にギャラリープラザで観客も利用でき、この日クラブハウスに置かれた測定カメラの前に立った渋野は、報道陣に囲まれながらチャレンジ。シャッター音が鳴り響く中で一度目は先に挑戦した同組の松田鈴英安田祐香(大手前大1年)の満点に届かない97.2点を記録した。周囲の要望に応えるように2度目のチャレンジをすると96.6点になった。

2週前のメジャー「AIG全英女子オープン」優勝者の自然体の笑顔は、子供たちを中心に現地の観客を魅了した。満点とはならなかったが、「もともと100点の笑顔でもないですし…。ぜひともスマイルシンデレラの称号をやめていただきたいです、(この日チャレンジした人の中での)ランク低いですし(笑)。でも、そんなもんですよ」と自虐的に笑い飛ばした。

凱旋初戦になった前週は、疲労からか発熱。声はかれているが、「(体調は)100がマックスだとしたら、先週は20~30くらい。いまは50くらいです」と回復傾向にある。賞金ランキングはトップ申ジエ(韓国)と約1600万円差の2位で今季3勝目を挙げれば、最年少賞金女王への可能性を広げるチャンスになる。

「軽井沢は憧れ。別荘が欲しいと昔から思っていたし、来てみて改めて思った。お盆シーズンでギャラリーもたくさんくる。トップ争いできれば良い」と言い切る。点数では測り切れない自然体な魅力が出れば、きっとギャラリーたちの笑みも広がる。(長野県軽井沢町/林洋平)

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