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小祝さくらも“凱旋試合” 地元Vへ「ビッグスコアを出す」

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(10日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6531yd(パー72)

3週間前の「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝を遂げた小祝さくら。地元の北海道北広島市で開催される今大会は“凱旋試合”でもある。

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1998年4月~99年3月に生まれた世代はアマチュア時代にプロの試合で活躍が目立ち、高校を卒業してプロテストに臨んだ2017年ごろから「黄金世代」というくくりで語られるようになった。98年4月生まれの小祝もその一人だ。

アマ時代から優勝経験のある勝みなみ畑岡奈紗に加え、昨季から今季にかけて新垣比菜大里桃子河本結渋野日向子原英莉花と小祝が国内ツアーで勝利を収めた。

その中で突如抜きんでたのが、前週の「AIG全英女子オープン」を制した渋野だ。42年ぶり2人目となる日本人メジャー制覇に日本中が沸き立ち、今大会は渋野の凱旋試合という色合いが濃くなった。

自宅がコースから車で10分ほどの小祝は初日、渋野、前週の国内ツアーで優勝した成田美寿々との最注目組でプレーし、3人の中で最も上位の3アンダー7位で発進。2日目は順位ごとに入れ替えが行われ、渋野とは別の組で回り、同スコアの通算4アンダー9位タイとした。

開幕前から鼻づまりと目のかゆみに苦しみ「熱があるわけじゃないが、鼻水とくしゃみが止まらない」という。この日もプレー中にティッシュを手放せず、口呼吸になるためコースのアップダウンで息が乱れた。

「ビッグスコアを出す気持ちでプレーしたい」。地元のファンの声援を背にし、渋野の1組前、最終組の3組前から故郷に錦を飾りに行く。(北海道北広島市/玉木充)

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