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ツアープレーヤーたちの前人未踏<石川遼>

人気、実力とも兼ね備えた真のスーパースターに成長をとげつつある。ツアー通算5勝、今季3勝。現在、賞金ランク1位は並み居るツアープレーヤーたちさえも、「今の遼くんは誰にも止められない」と、ひれ伏すほどの好調ぶりだ。

それは、数字にもしっかりと現れている。部門別ランキングでまずは意外なのが、平均パット数1位だ。豪快な飛距離と、常に攻撃的なゴルフについ目が行きがちだが、それら思い切った攻めを結果に結びつけるのも、グリーン上あってこそだ。

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昨年の平均パット数1位の小田孔明もまた、ツアーきっての飛ばし屋であるが、つい先頃こんなことを言っていた。「いくらショットが良くてもやっぱり最後はパットなんですよ。でなきゃ、スコアなんか、作れっこないんですよ。みんな遼くんの飛ばしばっかり見てるけど、実はパットが上手いから、あれだけの活躍が出来る」と証言。(そのあとに「俺もパット上手いんすけどね」と、得意げに付け足すことも忘れなかったが)。

石川自身も、デビュー当時はスイングにばかり気がいっていたようだが、ツアーで連戦するうちに「パットイズマネー」を痛感して、練習量を増やすようになった成果がしっかりと出ている。

ほかに、イーグル獲得数も現在7個で1位につけるが、その内容たるやどれも記録と記憶に残るものばかりだ。新しいものでいえば、8月の関西オープン2日目に予選通過を決めた最終ホールのチップインイーグルや、先週のフジサンケイクラシック2日目の3番パー5はスプーンで、あわやアルバトロスのべたピン50センチなどなど…。

本人も、「パー5のティグラウンドに立ったときは、僕はいつも『3』という数字を意識している」というほど、ここぞというときに魅せるという意味での“イーグル率”は、もはやウッズ並みといっていい。

また、本人は勝率という点でも、ウッズを意識している。
世界ナンバー1プレーヤーが首位で最終日を迎えた場合、51試合中47勝は94%と高い勝率を誇る。

「タイガーはほぼ100%。3日目に首位に立てば、もう逃げ切るんだという目で見られるようになりたい」という石川もまた、先週の優勝で3日目に首位に立った際の勝率を5戦3勝と引き上げ、着々と常勝ムードを築きつつある。

そして、何より本人が「ドライビングディスタンスよりも欲しいタイトル」と、一番のこだわりを見せるバーディ率だ。

「1日4つ以上のバーディを目標にしている」という石川にとって、現在1位の4.50%は現時点で「4.00を上回ったら、考えられないくらい凄い」という本人の目標値にすでに到達しており、賞金王の史上最年少記録(26歳)を持つジャンボ尾崎も言ったように、まさに「前途洋々」。
このまま17歳が最後までひた走れば、前人未踏の大記録が達成される。

選手会長の宮本勝昌が「遼くんが、伝説を作るかもしれない」と予言した、史上最年少の賞金王の誕生がいまから待たれる。ジャパンゴルフツアーはいよいよ後半戦に突入し、ますます目が離せない!!

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