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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの記憶力<尾崎将司>

2009/09/07 09:42

卓越した技の数々はもちろん、ツアープレーヤーたちにいつも驚かされるのが、その記憶力だ。使用した番手はもちろんショットやパットの距離、またどんな弾道で攻めたか。どんなラインを入れたかなど、プレーの内容を1打1打、すべて覚えている。

スコア提出所には毎日、フェアウェイキープ率や平均パット数など、各種部門別データを管理するスコアリングスタッフが詰めて選手のスコアをチェックしており、マーカーの集計に不備があった際にはすぐに本人に確認を取るようにしているが、彼らによると、「長くシード権を確保する実力者ほど、記憶力が良い傾向がある」という。

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中でもびっくりなのが、他の同伴競技者のプレーまで、完璧に覚えている選手がいるということだ。青木功やジャンボ尾崎などがそれで、聞けば即座に「ああ、あいつはあそこはラフだったな」と、返事が返ってくるという。

そして、そんなプロたちは、はるか数十年前のプレーすら、今でもはっきりと思い出せるという。まるでついさっき回ってきたかのように、「あのコースのあのホールは、○ヤードの○番で打って、○メートルを入れた」と、事細かに語ることが出来る。そして、「○メートルのウィニングパットを入れて、○○選手に勝ったんだ」と、得意げに言ってのけるのだ。ゴルフ界の第一人者はそんなところすら、抜きんでている。それすら、一流の条件なのかとも思えてくる。

それと関連して、こんな仰天な選手もいる。なんと、ラウンド中にスコアカードをつけない。自身のはもちろんのこと、その日自分が担当するマーカーのスコアも、プレーが終わってからつけるのだ。さすがに、これにはスタッフも心配になって、背後からそっとのぞき込み、ボランティアのマーカーさんがつけてくれたスコアと照らし合わせて一応はチェックするのだが、常に見事に満点だという。感心なその選手は、韓国のベテラン、金鍾徳 (キム ジョンドク)だ。昨年は内蔵疾患でシーズンを棒に振ったが、公傷制度の適用を受けて参戦した今年は開幕戦で単独2位に入って早速シード権を取り戻した。

長く戦線を離れていても難なく実戦に対応出来るのも、記憶力によるところか。金に限らず息の長い選手はみな、アインシュタイン並み(?)の脳を持っている……!? 一度、ぜひ彼らのIQを調べてみたいものである。



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