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堀川未来夢「まさか」の難関17番で4年ぶりイーグル

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権森ビル杯 3日目(8日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

ツアー未勝利の堀川未来夢が、ビッグプレーで日本タイトルを手元に引き寄せた。単独首位から出た第3ラウンドを1イーグル3バーディ、1ボギーの「68」で通算12アンダーとし、後続に3打差をつけてトップの座をキープ。最難関の17番では2打目を直接カップに沈め、混戦の首位争いから抜け出した。

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「18ホールで一番の鬼門」と堀川も認める、グリーン手前に大きな池が広がる17番。フェアウェイから残り193ydを6Iで放ったボールはピン手前1mにキャリーし、ワンバウンドでカップに吸い込まれた。17番のイーグルは、2015年大会に記録したK.T.ゴン(韓国)以来4年ぶりの“珍事”。15番(パー5)のボギーで傾きかけていた悪い流れを引き戻し、「本当にまさか」の一打に、思わず両手を天に突き上げて喜んだ。

初優勝の期待が高まる26歳は昨季、シーズン終盤に惜しくもタイトルを逃してきた。首位で最終日を迎えた11月「ダンロップフェニックス」では、「63」をマークした市原弘大に逆転を許して2位どまり。2週後の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も首位で最終日に入りながら、最終18番(パー3)にダブルボギーをたたいてプレーオフ進出を逃した。その場所で賞金王に輝いたのは、アマチュア時代からしのぎを削ってきた同学年の今平周吾。当時のライバルと、明暗を色濃く分ける結果になった。

今週はその今平が4打差の通算8アンダー3位につけ、最終日は同じ最終組で互いに初めての日本タイトルを争う展開になった。かつては今平の背中を遠く感じるときもあったが、「去年のフェニックスで一緒に回ったときにスコアで上回ったし、苦手な意識はない。一緒に回れることはうれしい」と、気持ちの上では対等だ。次週の海外メジャー「全米オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)でも、ともに予選会を通過して初めて一緒に大舞台に立つ。

今平や出水田大二郎ら、同級生たちの活躍はこれ以上ない刺激になっている。「誰よりも優勝したい気持ちは強い」とは、首位発進を決めた第1ラウンドを終えての言葉。今度こそ、主役の座は譲らない。(茨城県笠間市/塚田達也)

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2019年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills



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