今季から日本ツアーに参戦するディラン・ペリー

◇国内男子◇～全英への道～ミズノオープン 初日（30日）◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ（茨城県）◇8016yd（パー72）

オーストラリアから来た新鋭、ディラン・ペリーが1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」をマーク。5アンダーで首位発進した。自信を持つ平均飛距離300ydのドライバーショットに加え、「調子が良く、武器になった」とパットも冴えわたった。

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インから出て2アンダーで折り返すと、後半3番（パー5）では残り225ydの2打目を5Wでピン横7.5mまで運び、スライスラインを沈めてイーグルを奪った。「最後の方は少しトリッキーになってきたが、風が止むタイミングを感じながらプレーした」と終盤に強くなった風にも落ち着いて対応した。

2018年にプロ転向した24歳。同年のファイナルQT22位の資格により日本ツアーに出場する。コーチと話し合いを重ね、友人が何人かプレーしていたことや、時差が少ないことを理由に日本参戦を決めた。「ここで2、3年間プレーして、最終目標でもあるPGAツアーに向けて一歩一歩ステップを踏んでいきたい」と進路を描く。

ディラン・ペリーはドライバーショットに自信を持つ

幼少期はプロのバイクレーサーを目指したが、8歳の時にレース中の事故で右足を骨折して断念した。脚の切断に直結するような大事故だったが、手術して切断はまぬがれた。ケガは「ゴルフには全く影響がない」という。

現在はダスティン・ジョンソンやブルックス・ケプカのファンだというが、13歳でゴルフを始めた当時は、母国の英雄アダム・スコットに憧れを抱いた。日本食が好きで、特に「ココイチカレー（カレーハウスCoCo壱番屋）が大好き」。ちなみにスコットもココイチファンを明言している。184㎝の長身と端正な顔立ちが目を引く次世代オージーが週末をにぎわせるかもしれない。（茨城県鉾田市／柴田雄平）