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滑り込み出場の石川遼「崖から落ちたと思ったら、服が引っ掛かった」

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報(28日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

石川遼がプロアマ戦をプレーし念入りにコースをチェックした。印象を「今まで日本シリーズに出てきた中で1番ラフが深い。ラフが密集していて、長く上に伸びている感じ」と語った。「ここまで難しいよみうりは経験がないので、違うコースに感じるというと大げさですけど、グリーンの狙いが変わってくるとことはある」という。

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例に挙げたのは6番(パー5)だ。砲台状のサブグリーンと本グリーンの間にはラフがほとんどなかったといい、「今まではそこに3バウンドくらいしてもグリーンに落ちたりしたけど、今年はセカンドバウンドで止まります。あそこが狙い目だったので、今年は(そこを狙うと)左足下がりの深いラフにはまったりするので難しくなった」と独自の見解を示す。

「プラスしてグリーンも速いし硬い」といい、攻略のポイントを「(2打目を)フェアウェイから打つのが大事」と分析。「今年はフライヤーする状況も結構ある。4番(514yd)や11番(507yd)の(長い)パー4など、ラフに入ってミドルアイアンでフライヤーすると30ydくらい転がる感じがある」と昨年までよりも難度が上がったことを強調した。

今大会は、今季ツアー優勝者や前週までの賞金ランキング上位20人などが出場権を得る。フィールドが30人に満たない場合は、賞金ランク上位者から補充するが、同ランク27位だった石川は最後の1枠“30番目”に滑り込んだ。「滑り込んだという感覚はないんですけどね。崖から落ちたと思ったら、服が引っ掛かった感じです」と表現した。「カシオが終わったらもう一試合やりたいという感覚があったので、出場できるだけで幸せです」と謙虚にほほ笑んだ。(東京都稲城市/柴田雄平)

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