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「優勝したい」香妻陣一朗は逆転シードに興味なし?

◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント 初日(22日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

シーズンが終わりに近づくにつれ、周囲のざわめきは大きくなってきた。香妻陣一朗の賞金ランキングは現在73位。来季のシード獲得圏となる上位65位(非ツアーメンバーおよび出場義務試合数に届かない選手を除く)に入るためには、今大会での活躍が是が非でも必要だ。ところがツアー未勝利の24歳は、独特の緊張感などものともしない。「今週は優勝を目指そうと思っていた」と初日4アンダー発進を決めて言い放った。

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強い風が抜けるコンディションで、香妻は2番(パー3)でボギーを先行させても動じなかった。状態も悪くない。「ティショットで何も考えずに打てるのがいい」と、このコースには好印象を持っている。前半でバーディを4つ取り返し、後半13番では残り120ydの第2打をピンそば10㎝につけた。「長い距離を残すパットもそんなになかった」と暫定ながら首位に2打差の7位で終え、自信を深めた。

シード選手として2年目を戦った今季は20試合でトップ10入りが一度だけ。予選通過は10試合にとどまった。近いランキングの多くの選手は、来季の職場確保に向けて躍起になるが、「シードはそこまで考えていない」という。「シード落ちしても、(来年は)前半戦にどうにか出て頑張る。周りには『シードは大丈夫か?』と言われるんですけど、僕自身はそれほど気にしていないんです」

その本心を知ってか知らずか、姉の思いもまた通ずるものがあった。19日(月)、宮崎県でのテレビマッチ収録に臨んだ香妻琴乃は、実弟が置かれた状況について「なるようにしかならないと思います。本人も結果がどうあれ、ベストを尽くしてほしい」と語った。プロ8年目の今季、幾度も訪れたアップダウンを経て悲願のツアー初優勝を飾った。「どんな結果になっても、何とかなると思う。今年で終わりではないし、ゴルフ人生は長い」。弟へ投げかけた言葉は、苦難のキャリアから湧き出た、家族愛いっぱいのメッセージだ。(高知県芸西村/桂川洋一)

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