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2005年覇者の丸山大輔 富士桜の上り坂で痛感する月日の流れ

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 2日目(31日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

2005年大会の覇者で47歳の丸山大輔が4バーディ、1ボギーの「68」でプレー。通算2アンダーで6位に浮上した。インから出てハーフターン後にパットがさえた。1番と3番(パー5)では5m、7番(パー3)では「距離を合わせにいったら入ってくれた」という下り10mのバーディパットを沈めた。

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体力の衰えを感じているという丸山は、3番(パー5)の上り坂がバロメータだと話す。13年前の優勝時は同伴者と談笑しながら登れたが、「今は頼むから誰も話しかけないでくれって感じ」という。初日、同組の小田孔明と談笑しながら歩いたところ「死にそうになった」と振り返った。その反省から、この日はオナーで打ち終わると少し先で待ち、一人で先頭を歩いた。「あそこが上がれなくなったら引退かな」と笑いを誘った。

「(ティショットの)距離が出ないから、セカンドが長くてやんなっちゃう」とも。予選2日間でセカンドオナーになることが多かった丸山は「呼吸が乱れたまま打つのがきついね。飛ぶ人の方が休む時間がある。(同組の42歳)小林正則は呼吸が整っていた」と愚痴をこぼした。

体力維持のために2009年からは、ランニングを欠かさない。それでも時の流れには逆らえず、前週の「RIZAP KBCオーガスタ」では、予選を5アンダーの2位で通過したが、「体力が持ったのは2日目まで」と3日目以降にスコアを落とし48位で終えた。今週も「このコースもアップダウンが激しいから少し不安」と体力面で弱気だ。

それでも「頭を使って」奪うバーディを積み重ね、精度が上がっているショートゲームを武器に優勝争いに食い込みたい。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

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