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ジャンボの記録に挑む池田勇太の味方「電動アシストカート」とは

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 事前情報(22日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

ディフェンディングチャンピオンの池田勇太はジャンボ尾崎の記録に挑戦する。1973年に福岡カンツリー倶楽部で始まった同大会の最多優勝は尾崎将司の4回(90、96、97、98年)。3回で青木功(73、80、86年)と、昨年優勝した池田(2009、15、17年)が続いており、今季初優勝となれば同時に芥屋での金字塔につながる。

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一昨年の賞金王は今年も前半戦に海外ツアー中心のスケジュールを組み、2週前の「全米プロゴルフ選手権」で区切りをつけた。開幕前日のプロアマ戦で最終調整を行い、「コースに関しては気になるところはない。去年勝ったからではなく、ここはずっとイメージがいい」と気分よく状態を確認した。

前年は海外で厚い壁に跳ね返された後、同大会から3勝を挙げて賞金ランク4位でシーズンを終えた。きっかけとなった試合を前に「(気持ちは)まだ去年ほどではない感じ」とテンションは“抑えめ”だが、「きょうまでの自分の気持ちと、あした試合が始まるときの気持ちは別物だと思う」と盛り上がりに期待を持たせた。

ところでここ2年ほど、各会場でハウスキャディの起用も多い池田には強い“味方”が存在する。愛知県のグリーン・フィールド社が展開するイギリス製の電動アシストカート(手引き/手押しカート)の提供を昨秋から受けており、これを各コースで働くキャディさんにレンタル。同社は今シーズン、国内男子、女子、シニアツアー計28大会に提供しているが、愛用ナンバーの“33”が入った専用モデルを全国に運んでいるのは彼だけだ。

昨年に続いてコンビを組む芥屋ゴルフ倶楽部の山崎ありささんは「かなりラクになりました。押さなくても(電動で)動いてくれるので」とサポートに感謝。今年も猛暑の試合を二人三脚で戦う。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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