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手負いのベテランが奮起 49歳の深堀圭一郎が3回戦へ

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(1・2回戦) 2日目(27日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

手負いのベテランが、連日の対戦となったパワーヒッターをまたも打ち破った。1回戦で永野竜太郎を破った深堀圭一郎が、2回戦でウォンジョン・リー(米国)に2&1(1ホールを残して2アップ)で勝利。シニアツアー参戦も見据える49歳が、9月に再開する3回戦への進出を決めた。

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昨秋に筋断裂した左ひじは、いまも痛みが残ったままだ。故障の直後は握力が一桁台にまで低下し、3カ月間ほど左手を使えない状態が続いたという。今年1月と5月には、メジャーリーグ(MLB)のエンゼルスで活躍する大谷翔平選手と同じPRP(多血小板血漿)注射による処置を受け、ようやくクラブを握れるまでに回復。6月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でツアー復帰した。いまも練習量をセーブしているが、「なんとかフィールドに戻れるようになった」と、いまはプレーができることが何よりの喜びだ。

2回戦は、パワーではるかに劣る巨漢のリーと対戦。序盤からショットが荒れた相手に対して、ベテランならではの安定感と、勝負どころのバーディで主導権を握る試合運びが光った。

出だしの10番では、1打目を左に曲げてパーを逃したリーに対し、フェアウェイから確実にグリーンに乗せて先行した。後半2番までにオールスクエアに戻されたが、リーが5番(パー5)で1打目をOBとした隙を見逃さず、バーディを奪い1アップに戻した。さらに6番では、13mのバーディパットを沈めて2アップ。「大きなミスを連続で出さないゴルフができている。我慢をしていればチャンスが来ると思ってプレーしていた」と、冷静に勝因を分析した。

今後、国内ツアーは推薦による出場に限られる見込みで、次戦は1カ月後の「フジサンケイクラシック」を予定。以降も、推薦を得られれば積極的に参戦する構えだ。50歳になる10月以降は、シニアツアーへのデビューも視野に入れており、「レギュラーとシニア、両方のフィールドでやりたいと強く思っている」と構想を描いた。(埼玉県鳩山町/塚田達也)

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2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(1回戦・2回戦)



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