山岡成稔はアジア転戦でたくましく マレーシアでは衝撃のニアミスも
2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン
期間:06/21〜06/24 場所:グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島)
初勝利にあと1打 山岡成稔「優勝したかった」
◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日(24日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)
初体験の最終日最終組を堂々と戦った山岡成稔は1打に泣いて通算19アンダー2位に終わった。14アンダー首位から出て5バーディ。2日続けて「67」をマークしたが、最終18番(パー5)でバーディを奪えず、秋吉翔太に及ばなかった。
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ツアー未勝利、まだシード獲得経験もないプロ4年目。7番(パー5)からの3連続を含め前半で4バーディを奪い、2打のリードをもって迎えた後半インは1バーディに終わった。先にホールアウトしていた秋吉に追いつくためには18番のバーディが欠かせない状況。5mのパットはカップの左ふちで止まり、プレーオフに持ち込めなかった。
「残念ですね…」と、力なくつぶやく。「できることなら優勝したかった」。バックナインは3連続バーディなどで背中を追ってきた同組の石川遼に「ついていこう」と思ったという。分析した敗因は「18番できのう、きょうと取りこぼしてしまった」こと。「その2打が効きましたね…」
この日は前年比1827人増の4043人が来場した。山岡は「ほとんどが遼くん(のファン)だった。遼くんの方がプレッシャーはすごかったと思う。勝って当たり前と思われていたと思うので」と謙遜したが、最後までタイトルを争った新鋭には次第に大きな拍手が飛んだ。レギュラーツアーの出場が1試合だけだった昨シーズンを思いやれば、なおさら「楽しかった。プロゴルファーをやっていてよかった」と実感できた。
「優勝したかったんで、自信になったとは言わないです」と自分に厳しい。思い切りのいい1Wショットが魅力の25歳の名前は必ずや、東北のファンの胸に刻まれたはずだ。(福島県西郷村/桂川洋一)
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