「情けない」小平智は裏街道から巻き返せず
小平智は凱旋試合で32位 「プレーヤーズ」から米本格参戦
◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(29日)◇名古屋ゴルフクラブ 和合コース(愛知)◇6557yd(パー70)
2週前の「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を果たした小平智は、通算イーブンパーの32位タイで帰国後の初戦を終えた。5月10日(木)開幕の「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州TPCソーグラス)から米ツアーに本格参戦する予定で、今大会が今季最後の日本ツアー出場の可能性もある。
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最終ラウンドの「73」は出入りの激しいスコアカードになった。出だし1番で1Wショットをグリーン左のバンカーまで運んでバーディ発進。続く2番(パー5)ではサブグリーン脇のラフから高いロブショットでピンそば1mにつけて2連続とし、卓越した技でギャラリーを大いに沸かせた。優勝争いからは脱落したが、アグレッシブに5バーディ、4ボギー2ダブルボギー。「攻めていったが、コースのワナにはまった感じ。メリハリが大事だと感じたが、これが僕のゴルフ」と自分のプレーを貫いた。
次週は、週末の2日間にわたって行われるツアー外イベントの「ザ・レジェンドチャリティプロアマ」(千葉・麻倉ゴルフ倶楽部)に出場後、再渡米する予定。「スケジュールを見て、日本で出られる試合は出たい」としたが、次の国内ツアー参戦の見通しは立っていない。
この日は、親交の深い谷口徹とラウンドした。「50歳でああやって『お前たちには負けねえ』とやっている」とベテランの奮闘ぶりに改めて感銘を受けた。「最後に『アメリカで頑張って来いよ』と言ってもらった。その言葉がうれしかった。ひとことに、いろいろと詰まっていた」と思いを飲み込んだ。(愛知県東郷町/桂川洋一)
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