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宮里優作は単独2位を死守 賞金ランク2位で「“鬼”が来る」次戦へ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)

3打差を追った宮里優作は6バーディ、2ボギーの「68」で通算15アンダーとしたものの、同じ3位から出た小平智をとらえきれず、3打差の単独2位に終わった。賞金ランキングは前週の3位から2位に浮上。小平を約1961万円差で追い、残り3試合に入る。

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最終組でプレーした宮里はボギーをたたいた2つのパー3、前半4番と後半17番を悔やんだ。アイアンにキレがなく、パーオンを逃して後退。「追いかける立場としては良いアイアンショットを打っていきたかった。調子が悪かった分、流れで良い方向にもっていきたかったが、(流れを)つかみ損ねました」。今季4勝目、アマチュア時代から出場した御殿場での初タイトルを手にできず、「負けても2位で終われたのは大事なこと。負け惜しみですけど(笑)。まだ智をとらえられない位置じゃない」と気丈に語った。

「ただ、来週は“鬼”が来ますからね…。2人も」と見据えるのは、再び4000万円の優勝賞金がかかる次週の「ダンロップフェニックス」(宮崎・フェニックスカントリークラブ)。米ツアーでプレーする松山英樹、ディフェンディングチャンピオンのブルックス・ケプカ(米国)が参戦する。ただ、松山が出場した2年前の優勝者は宮里でもある。「フェニックスは自分のゴルフを貫いた選手が上に行く」と意気込んだ。

今大会を前に賞金ランクトップにいたチャン・キム(米国)は今週、腰痛により2日目のスタート前に途中棄権。同3位に後退し、次週以降の状態も不透明だ。同4位の池田勇太は次週、宮崎で7年ぶりの優勝を飾れば、再びランキングトップに躍り出る可能性がある。5位につける今平周吾はこの最終日に「65」をマークして通算11アンダー8位タイでフィニッシュ。トップとは約6653万円差があるが、「一回は優勝しないと賞金王はない」とあきらめてはいなかった。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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