全英2位のマット・クーチャー、15年ぶり日本ツアー出場 10月のブリヂストンOP
ブーイングのように「クゥゥゥゥーチ」 15年ぶり来日のクーチャーが声援に期待
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 事前情報(18日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)
米ツアー7勝のマット・クーチャーが15年ぶりに日本ツアーに参戦する。主催のブリヂストンと用具契約を結ぶリオデジャネイロ五輪銅メダリストは、2002年の「カシオワールドオープン」以来の出場だ。
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クーチャーは9月に閉幕した2016-17年シーズンでツアー優勝こそなかったものの、フェデックスカップポイントランキング14位で終え、3週前の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」では米国選抜の勝利に貢献した。
7月の「全英オープン」でジョーダン・スピースと最終日に演じたマッチレースは、今年のゴルフシーンを彩るハイライトのひとつだ。「残念ながら優勝はできなかったけれど、今年のメジャーではすべて良いプレーができたと思う。ゴルフは調子が悪くても勝つことがある。来年もとにかく上達を目指していきたい」と振り返った。
前週末に来日し、家族で旅行も楽しんでいる。京都では禅寺やサル園を訪れ、日本食も堪能。巡業中の相撲も観戦した。この日は宿泊先に置いてきたものの、クーチャーはいつもリュックサックに銅メダルを入れており、今回の遠征にも持参した。「優勝のトロフィーなんかは持ち歩けないけれど、メダルならね。『見せてほしい』という人もいるから」。
次週に中国で行われる「WGC HSBCチャンピオンズ」(シェシャンインターナショナルGC)で、米ツアーの今季初戦を迎えるクーチャー。主戦場ではいつもブーイングに似た声で「クゥゥゥゥーチ」と声援を浴びる。「父も祖父も“クーチ”と呼ばれていたんだ。日本でも聞けるといいなあ」と来場するファンに期待した。(千葉市緑区/桂川洋一)
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