「トップ杯東海クラシック」3日目スコア
2017年 トップ杯東海クラシック
期間:09/28〜10/01 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
パー3でまさかの「11」 ”三好の悪魔”に呪われた16番の詳細
◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 3日目(30日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7325yd(パー72)
まさかの光景にギャラリーから何度もため息が漏れた。左に崖(がけ)、右にバンカーが備わる“魔の16番”(パー3)で、スンス・ハン(米国)が「11」をたたき、難攻不落で知られる名物ホールの餌食となった。
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「打った瞬間に左に行ってしまうのではと思った」。首位から4打差の5位で迎えた16番で、ティショットはグリーン左の崖下へ。2打目、3打目は斜面を登りきらず、手元へ転がり落ちた。「正直、自分でも何度打ったか覚えていません。数えることができなくなりました」。4打目と5打目は崖の木に直撃し、跳ね返された。6打目でなんとか崖を越え、グリーン右のラフに落ち着いた。
惨劇は終わらない。7打目のアプローチはピンを大きく過ぎて、再び左サイドの崖下へ。「訳が分からなくて、グリーンを吹き飛ばしたい気持ちでした。あんなにカメラのフラッシュを浴びたのは初めて。そこからはまた繰り返さないようにしました」と、8打目は崖越えをあきらめて、大きく後ろに戻した。
「9打目はピンまで60ydだったが、それすら緊張した」。グリーン右のカラーに転がり、10打目でピンそば50cm。11打目でようやくカップイン。詳細なデータが残る1985年以降、最多記録はすし石垣(2012年)ら4人の「9」。ワースト記録を更新した。
「起こってしまったのは仕方ない。割り切って、明日できることを自分なりにやるだけです」と、肩を落とした。首位から2打差の通算7アンダー3位で3日目を迎えていたが、1ホールの惨事で通算イーブンパーの40位まで後退した。
16番のティグラウンドから見つめていた最終組の小平智は「あまり面白いホールではない。(11打を)見ているのが、すごく嫌でしたね。気持ちのいいものではない」と話した。(愛知県みよし市/玉木充)
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