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初のプレーオフで惜敗 時松隆光、今平周吾は2勝目逃す

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 最終日(17日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063 yd(パー72)

通算13アンダーの首位タイで72ホールを終えてツアーで初めてのプレーオフに臨んだ時松隆光今平周吾は、池田勇太に2ホール連続でバーディを奪われて敗北。惜しくもツアー通算2勝目を逃し、ともに悔しさをにじませた。

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18番の繰り返しで行われたプレーオフ1ホール目。セカンドオナーだった時松はフェアウェイからの2打目をピン手前30cmに絡めてギャラリーを沸かせたが、ピン右50cmにつけた池田とバーディを分け合って2ホール目へ。フェアウェイから果敢に左ピンを狙った2打目はグリーンをオーバーすると、「緊張していのは間違いない。ヘタです」と3打目のアプローチがダフり気味に入り、2.5mのパーパットを外して敗北した。

「悔しいです。相手が相手とはいえ、けっこう悔しいのは久々」と肩を落としたが、前戦まで7試合連続予選落ちを誘引していたショットのスランプから抜け出せた収穫は大きい。「いいきっかけになったと思うし、大きな試合が続く後半戦へ生かしたい」と切り替え、秋口の戦いへ目を向けた。

一方の今平は、2打差を追ってスタートした最終ラウンドで「70」と伸ばしてプレーオフに進出。1ホール目の1打目を右ラフに打ち込むと、2打目はピンを攻めきれずに右10mへ。バーディパットはカップの右を逸れてパーに終わり、プレーオフの舞台から姿を消した。

初めてのプレーオフに「緊張はなかった」としたが、「後半に崩れたので悔しい」と振り返るのは、1打リードの単独首位で折り返したサンデーバックナインだ。15番では、「少し強く入ってしまった」というピン右奥12mから下りのバーディパットを2.5mオーバーさせ、痛恨の3パットボギー。「パットをもう少し練習して自信をつけたい」と改めて今後の課題に挙げ、「賞金王を目指して戦いたい」と賞金ランキング3位からの年間タイトル奪取へ意欲を示した。(北海道北広島市/塚田達也)

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