前年覇者は静かな滑り出し。石川遼はイーブンパーの16位発進とした

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日（1日）◇東京よみうりカントリークラブ（東京）◇7023yd（パー70）

前年覇者の石川遼は、「アイアンがピンに向かわなかった」とショットの精度に苦心し、2バーディ、2ボギーのイーブンパー「70」でホールアウト。首位と5打差の16位タイとし、多くのファンを率いた初日を静かに滑り出した。

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石川はテレビインタビューを終えたその足で、ドライビングレンジへと直行。「1～2mのドローをかけるイメージだったけど、狙いよりも右に出て戻ってこない。打った感じは悪くないのに、まっすぐ右に抜ける感じだった」。この日のパーオン率55.56%は、出場30人中26位タイ。「そこまで危惧はしてない」としながらも、納得からはほど遠い数字と内容だった。

リーダーボードを見上げれば、賞金王を争う谷原秀人は首位タイ、池田勇太も7位タイと上位でホールアウト。主役級の2人が期待通りの発進を見せただけに、石川の出遅れがより色濃く映る。「賞金王を争っている2人だけじゃなくて、ほかの個人個人も優勝を狙っているし、僕もその1人。自分は出遅れてしまったけれど、またあしたから頑張りたいです」と語気を強め、2日目の巻き返しを誓った。（東京都稲城市／塚田達也）