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2011年アマVのイーグル再現も 首位発進の松山英樹が見せた貫録

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)

優勝候補筆頭の貫録だった。松山英樹が1イーグル、6バーディ、1ボギー「65」でプレーし、7アンダー単独首位で滑り出した。2週前に米ツアー3勝目を挙げて迎える初の試合。風格を増した24歳は、大きな期待を背負いながら実力を見せつけた。

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「WGC HSBCチャンピオンズ」の優勝で、アジア勢としては初の快挙を果たした松山を見ようと、集まったギャラリーは昨年から430人増の2901人。松山はインスタートの10番(パー4)で早くも、ギャラリーを沸かせた。

グリーン奥の木々の向こうに富士山をクッキリと望む名物ホール。晴れ間がさし、雪化粧した山頂が顔を覗かせる中で、フェアウェイからの2打目を30センチに着弾させた。「やっぱり」、「オォォ!」。湧きあがった歓声を背に軽く沈めて、さっそくバーディを奪った。

さらに2つ伸ばして迎えた18番(パー5)。フェアウェイから残り227ydの2打目を4Iでピン右上の約3.5mに置くと、下りの軽いフックラインを読みきった。アマチュア時の2011年大会の最終日にイーグル締めで初優勝を決めたホール。当時へと記憶を巡らせたゴルフファンの声援が沸いた。

「(2打目は)納得のいくショットではなかったのですが、あそこについてくれてよかった。風の状況もあるし、一概には言えないですが、結果としては最高でしたね」

曇って風が強まった後半は、気温9度まで冷え込んだ。3週前に気温30度を超えるマレーシアで試合に出た松山にとって、肌がチクッと痛むほどの寒さも敵の一つ。前日には首肩をほぐす動きも多く見られたが、この日は「ホッカイロを持つくらい」と特別な対策はせず、体調も「だいぶ良くなった」という。寒暖で変わる飛距離差にも「(飛距離の出方は)わからなかったけど、上手く対応することは出来たと思う」と及第点を与えた。

ただ、「(ショット)良いとは思えない。その中でスコアを伸ばすことができた」と日本の若きエースが満足する内容ではなかった。カギとした高速グリーンも、「全然あってない。恐る恐る打っています。17番もパーは獲れたけど、危ないパーパットだった」。さらに唯一のボギーとした4番は14mほどのバーディパットを約2mオーバーさせて3パット。「全然違う方向に強く打っている」と息を吐いた。

自身の活躍で、来場者数はさらに増加する展開に「一つでもスコアを伸ばすとギャラリーの方が喜んでくれると思う。あすもしっかりバーディを獲りたいです」。期待が倍増する週末の戦いを見据えた。(静岡県御殿場市/林洋平)

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