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「ネスレマッチプレー」で実践 高岡浩三氏が語るプロアマ論

「日本のプロアマと違ってどうかな、と思ってきたんですけどね」。モロッコで開催された欧州男子ツアー「ハッサンIIトロフィー」の開幕前日に行われたプロアマトーナメントに、ネスレ日本の高岡浩三代表取締役社長兼CEOが出場した。同社は、2014年から主催するツアー外競技「ネスレ日本マッチプレー選手権」優勝者に今大会への出場権を与えてきたつながりがある。今回は高岡氏にとって初めての大会来訪だった。

「こちらでは車で送り迎えをしてくれるし、インターナショナルだけあってゲストも多彩。僕が一緒に回ったのはフランスの有名なオペラ歌手で、ビックリしましたよ。多様性を垣間見た気がして、すごく良かったと思います」。同伴した欧州ツアー6勝のサイモン・ダイソンとも親しげに会話を交わすなど、最後まで和やかなムードで終えた18ホールに満足の様子だった。

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ゴルフ競技の主催側にとって重要な催事であるプロアマトーナメントについて、同氏はこれまで1つの持論を唱え続けてきた。「ただスポンサーを接待する場ではなく、ビジネスモデルの1つとして捉えている」というものだ。

「ネスレ-」では、その見解から生まれたアイデアを実践してきた。開催2年目の2015年には、開幕前日のプロアマとは別に、1回戦(金曜日)で敗れたプロ16人が翌土曜日に本戦と別コースで行うサタデープロアマを実施。参加アマチュアからの好評を受け、今年度大会では新たに2回戦、3回戦の敗者が担当するサンデープロアマが加わる。1大会で計3回のプロアマが行われる大会は日本ではおそらく初めてだ。

サタデー及びサンデープロアマ実施の意義について、高岡氏は次のように説明する。「プロアマでスポンサーを募るために考えたことです。プロにもいろいろなアマチュアと交流できるメリットがあると思うし、けっこうな参加組数でお金も集めさせていただくことができている。スポンサーが集まってお金が潤い、最終的にプロに還元されることがベストだと思っています」。

プロアマ枠の拡大によりスポンサー収入を増やして出場プロに還元する-。この仕組みは、今のところ順調な推移をたどっていると言えるだろう。事実、今年から日本プロゴルフ協会が主管に入り「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」として実施される優勝賞金は、前年比3000万円増の1億円に大幅アップとなる。

「日本では何かをこう、と決めつけてしまうところがある。他の企業やスポンサーに影響が与えられればいいと思ってやっているし、どんどんマネしてもらっても、それを変えてもらってもいい。1つの試金石になればいいと思っています」。モロッコの地で改めて自身の“プロアマ論”を説き、帰国の途に就いた。

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2016年 ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯



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