矢野東が3位発進、比の45歳首位 前週優勝のソンは9位
2016年 レオパレス21ミャンマーオープン
期間:02/04〜02/07 場所:ロイヤルミンガラドンG&CC(ミャンマー)
ひとつ屋根の下で…山岡成稔は23歳同級生プロと二人きり寮生活
国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管競技「レオパレス21ミャンマーオープン」が4日、ミャンマーのロイヤルミンガラドンゴルフ&カントリークラブで開幕。ツアー2年目、23歳の山岡成稔(なるとし)が「68」で回り、4アンダーの13位タイと好発進した。
身長183cmの大型プレーヤー。初日は「ショットが乱れず、アプローチもほとんどしなかった」と芝が荒れたコンディションのコースを丁寧に攻略した。ショートパットに苦しみながらも4m前後のチャンスを生かして1イーグル3バーディ、1ボギーでまとめた。
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直前まで待機選手の身分ながら「予約していた飛行機がキャンセルできなかった。する気もなかったんですけど。せっかくビザも取ったし」と、出場権を持たないまま日本を発った。出られなければ1週間、ミャンマーで打ち込むほかなかったが、繰り上がりで出場。わずかな可能性にかけて、はるばる来たかいがあり、自身にとっての今季初戦となった。
山岡には同い年の“戦友”がいる。昨年の「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」で石川遼を破り、ツアーではルーキーイヤーにしてシードを獲得した堀川未来夢とは、日大ゴルフ部で腕を磨いた。
ふたりは昨春の卒業後も、静岡県三島市にある日大の寮に住み込み、全国転戦の合間に後輩選手たちと一緒にトレーニングにいそしんでいる。しかも、住まいは相部屋。寝床は2段ベッドで上が堀川、下が山岡だ。「それが去年は成績に出てしまったかも…今年は頑張って、僕が“上”に行きたいですね」。堀川は今週の出場を回避。「せっかくもらったチャンス。頑張りたい」。下克上にかける思いは切実だ?(ミャンマー・ヤンゴン/桂川洋一)