日本男子&アジアンツアーの2016年初戦 世界1位のスピースが出場
2016年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/28〜01/31 場所:セントーサゴルフクラブ(シンガポール)
小平智の誓い 賞金王&世界ランク50位入り
2016年は賞金王候補の筆頭グループに入っているはずだ。昨年「日本オープンゴルフ選手権」を制してツアー通算3勝、自身2つめの日本タイトルを獲得した小平智。28日(木)に開幕するアジアンツアーとの共同主管競技「SMBCシンガポールオープン」から、国内ツアーのスタートダッシュを狙う。
小平は既に2週前の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」でシーズンイン。決勝ラウンドに進みながら3日目に「74」を叩き、最終日の出場人数制限(MDF)でセカンドカットの網にかかった。「めちゃくちゃ悔しかった。4日間やってこそゴルフ。ダメで、2日で予選落ちするならまだ気持ちが割り切れるけれど…」。仕切り直しを誓う今大会は、優勝すれば日亜両ツアーのシードも獲得できるとあって、海外志向の高い26歳には十分に魅力的だ。
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昨年は夏場に女子プロ・古閑美保との交際話がゴルフ界の枠を超え、“時の人”になったが、奢るそぶりもなく、真摯にゴルフに向き合う自然体は変わらない。プライベートの話が先行したあとに「日本オープン」を制し、公私にわたって注目される存在になった。
「ゴルフ以外のことで話題になったけれど、優勝もできた。(前年まで)3年連続で優勝できて、着実に実力がついてきたと思える。自分としては成績とそういった話を一緒にしていない。意識せずに、自分のゴルフでやるべきことをやってきた」
今年は出場権を手にしている7月「全英オープン」以外のメジャーチケットも必死にもぎ取りに行く。「賞金王になるのが目標。それ以上に世界ランキングで50位以内に入ってマスターズに出たい。去年は首の痛みが出て悔しい試合もあった。一年を通してちゃんと戦える体を作っていく」。誓いの言葉には例年以上に力がこもった。(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)