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石川遼は8打差に後退 ワトソンの自在1Wに何度も感嘆

静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで行われている「三井住友VISA太平洋マスターズ」2日目。石川遼が後退した。4アンダーの11位から出たが、「72」で波に乗り切れず、29位タイへ順位を下げた。

1つスコアを落として迎えた後半イン。入り口の10番をバーディとした石川は、11番(パー5)でアイアンでの2打目をグリーン左のエッジまで運び、2連続バーディを奪取。乱れていたショットが徐々に修正され、後半のチャージを予感させたが、前半から振るわなかったパッティングの不出来が尾を引いた。

14番で3mのチャンスを逃し、16番では終盤に痛い3パットボギー。「風の読み違い、クラブの選択ミスがつながってしまった」と復調したショットの噛み合わせもチグハグで、「他の選手に比べて足踏みをしている」と嘆いた。

2年連続の予選同組だったバッバ・ワトソンは首位の座をキープした。その差は8ストローク。抜群の飛距離だけではない、自在にボールを操る1Wショットには再び感嘆の声を漏らした。

今年は例年とは異なり、風は北から吹く時間帯が多い。ティショットが向かい風になる12番、18番でワトソンは低弾道の打ち方をチョイスして距離を稼ぐ。「自分は常に“マックス”でやっているが、バッバはコントロールする。1Wでわざとスピン量を(毎分)4000回転に増やして距離を落としたり、2500回転くらいにして簡単に330ydを打ったり…」。世界最高の技を改めて見せつけられた。

いまある手元の技術では敵わないが、勝機を見つけていくほかない。「あしたで差をきょうの半分(4打差)にしたい」と、まずは3日目の猛チャージを狙う。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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