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表情は対照的 片岡大育と宮本勝昌は2位で終戦

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」最終日。6位から出た片岡大育が「66」、9位の宮本勝昌が4日間のベストスコア「65」と伸ばしたが、ともに優勝スコアに2ストローク届かない通算10アンダーの2位タイに終わった。

2週間後の欧州ツアーファイナルQTに備えてスイング改造中の片岡は「6番から7番くらいで、ショットに気づくものがあった」と、前半7番の初バーディから一気に加速。13番から4バーディを重ねるスパートで6バーディ、1ボギーとし、終盤のリーダーボードを駆け上がった。

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今季2勝目こそならなかったが、「ヨーロッパを前に良い感触がつかめて良かった」と充実の表情。フォローでインサイドに出ていたスイング軌道の修正過程で右肩が下がっていた点に気づき、水平にターンする意識を強めたところ「曲がらなくなり、途中からビシビシの感覚になった」という。

一方の宮本は、6バーディ、ノーボギーの内容にも「やれることはやったが、優勝しないで満足できる人はいない」と声のトーンは低かった。3打差を追う最終18番(パー5)ではピン左4mに2オンさせる絶好のイーグルチャンスを作ったが、ボールはカップをわずかに逸れて万事休す。「後半はパットのフィーリングが良くなかったので、前半ほど期待は持てていなかった」と淡々と振り返った。

それでも2位タイ(3人)の賞金1080万円を加算し、31位にいた賞金ランクは21位に浮上。最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は前年覇者の資格により出場を決めているが、賞金額による資格圏内(上位20位)でディフェンディング大会を迎えたいのが本音のところ。「やっぱり、そこ(圏内)にはいきたい」と、残り4試合でのスパートを誓った。(兵庫県加東市/塚田達也)

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