ホストプロの池田勇太は賞金レース首位の金庚泰と予選同組に
2015年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/22〜10/25 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
目指せ米ツアー 小平智が追う“岩田ルート”
国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」は22日、千葉県の袖ヶ浦CCで開幕する。注目の1つは、今週終了時点で決定する2つの「世界ゴルフ選手権(WGC)」出場資格の行方だ。優勝者には来年6月の「WGCブリヂストンインビテーショナル」、さらに今週を終えた賞金ランク上位2人(辞退者が出れば繰り下がる)には2週間後の「WGC HSBCチャンピオンズ」出場権が与えられる。
海外のビッグトーナメントに直結する一戦に、海外志向が強い選手たちのモチベーションはひときわ高い。前週「日本オープン」を制した小平智もその1人だ。今週を前に賞金ランクが3位に浮上し、WGC2試合の出場権に手が届く位置にいる。狙うのは、岩田寛が切り開いた“岩田ルート”による来季以降の米国ツアー参戦だ。
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米国PGAツアーのQTが下部ツアーのみの実施となった2013年以降、米ツアーに本格参戦するには、下部ツアーで最低でも1シーズンを過ごし、賞金ランク上位で“昇格”しなければならない遠い道のりとなった。小平には昨年、国内ツアーに出場しながら米国下部ツアーのQTに初挑戦し、1次、2次を突破しながらファイナルで落選した苦い思い出がある。
一方で岩田は、昨年の「ブリヂストンオープン」終了時点で賞金ランク上位2人に入り、同年11月「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場。配分ポイントが大きいビッグトーナメントで3位タイに入り、今年9月の入れ替え戦(全4試合)出場へとつなげ、下部ツアーを経ることなく、見事に米ツアーカードを手にした。
世界ランクなどを背景に、米ツアーのスポット参戦と国内ツアーのかけもちを続け、出場権を獲得した石川遼や松山英樹とも異なる、日本人選手としては初のルートだった。
それだけに、新たな“岩田ルート”の魅力は大きなものに映っている。「岩田さんの3位はテレビで見ていた。僕にもできると思ったし、そういうイメージもある。(HSBCに出て)岩田さんの記録を抜きたい」。見えている夢舞台へ続くルート。そこへのカギを勝ち取らなければ道は始まらない。(千葉市緑区/塚田達也)
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