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ホストプロの川村昌弘 “旅人ゴルファー”の後半戦スケジュールは

日本男子ツアーとアジアンツアーの共同主管競技「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」は24日、茨城県の大利根カントリークラブ 西コースで開幕する。川村昌弘は2013年大会(アジアパシフィック パナソニックオープン)を制した歴代王者のひとり。そして大会を主催する三菱商事株式会社と契約するホストプロだ。

日本を代表する企業グループのサポートは、アジア、欧州を転戦する川村にとって感謝しきれないほど大きなもの。ほとんどの遠征先での移動用の自動車に加え、アジアの交通事情を考慮してドライバーも用意される。「本当にありがたい。助かっています。色々なところで、駐在されている方々との人脈もひろがった。自分がここで頑張って、見てもらいたいです」とスポンサーに報いたい気持ちでいっぱいだ。

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約半分の選手がアジアンツアーからの参戦。例年、様々な言語がコースに飛び交う異色の大会だが、川村は「ほっとする。気を遣わなくていいやつが何人かいる」という。

日本、アジア両ツアーの賞金ランキングは現在ともに31位。10月にはアジアンツアーで「ベネチアン・マカオオープン」と、欧州との共同主管競技「UBS香港オープン」に出場予定。来季に向け、22歳の視線はいま大陸を向いている。

「日本は賞金ランキングで60位以内に入れば何位でも(翌年の出場試合は)変わらない」という一方で、欧亜共催のビッグトーナメントに出場するために、アジアの賞金ランクは30位以内を確保したいというのが川村の目論見。「欧州の大きい試合に出られないと、(アジアンツアーのシードの)メリットは少ない。日本の義務試合をクリアして、アジアに(終盤)何試合出るかは自分の稼ぎと相談です」

シーズン後半戦、来季の動向を占う上でも「今週の結果が良ければどちらの問題も解決します」とキッパリ。「アジアのランキングを上げるために大事な試合」。他の多くの日本人選手とは別のモチベーションでホスト大会を戦い抜く。(茨城県坂東市/桂川洋一)

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