リャン・ウェンチョン独走 永野竜太郎が3位で最終日へ
2015年 日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills
期間:06/04〜06/07 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
意外!? 5打差首位のリャン・ウェンチョンは日本未勝利
2015/06/06 19:33
国内男子メジャー「日本ツアー選手権森ビル杯」で、中国のリャン・ウェンチョンが3日間首位を守り通している。大会3日目も7バーディ、1ボギーの「65」(パー71)と、この日のベストスコアをマークして通算13アンダーまで伸ばし、2位に5打の大差をつけた。
「ティショットも、パットも良かった。まだ3日目だったのでリラックスできていたし、コースに集中することもできた。スイングもコントロールできている」と涼しげな顔で振り返った。
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2007年にはアジアンツアー賞金王、10年にはワンアジアツアー賞金王を獲得したが、04年の日本ツアー本格参戦後、12年目となる今シーズンまで、なぜか日本での優勝はない。「理由は自分でも分からない」とリャン。「でも、ちゃんとした練習をしていけば、いつか勝てる日がくると思っている」。
最後に優勝したのは13年11月にフィリピンで行われたアジアンツアーだ。
最終日を前にして緊張を感じないわけではない。2位との5打差も「考えないようにしたい。自分なりのプレーができれば、それなりの結果がついてくる」と言うが、どことなく不安なそぶりも見え隠れした。
今大会は過去15回行われているが、最終日の逆転優勝は5回。04年にS.K.ホが5打差を覆した以外は、2打差以内だ。最終日最終組以外から優勝者が出たのは04年と09年(五十嵐雄二が2打差を逆転)の2回に限られる。
過去4年の勝者は、いずれもツアー初優勝者。そんなこんなの条件を積み上げて、確率を考えてみると、リャンの優勝はほぼ決まりと言えそうだが…。机上の計算通りにいくかどうかは、最終日次第だ。(茨城県笠間市/今岡涼太)
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