最下位の藤田寛之 左肩痛抱え4日間完走も「やはり寂しい」
45歳藤田寛之に“白歯の矢” 佐藤製薬のCMに登場
男子プロゴルフの藤田寛之が18日(水)、都内で行われた佐藤製薬株式会社(東京都港区/佐藤誠一社長)が展開する歯周炎、歯槽膿漏薬の「アセスシリーズ」のCM発表会見に出席した。
「アセス」は歯周病ケアの医薬品のトップシェアを誇るブランド。歯周病の発症は40代から50代に最も多いとされており、同社は「中年の星」として活躍する藤田に“白歯”ならぬ白羽の矢を立てたという。
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藤田は「ゴルファーは奥歯がボロボロだと言われる。インパクトや緊張感がある中でのプレーで自然と歯を食いしばったりする。歯については気を付けているつもりだった」と話したが、壇上で行われた歯周病チェックでは「可能性はゼロではない」と診断され「プレーでも中年の衰えを感じているが、歯茎にも潜んでいるとは」と驚いた。
ゴルフ関連用品以外ではCM登場はこれまでになく「撮影は初めてのことで藤田寛之自身が戸惑っております。とにかく一生懸命やらせていただいた」と苦笑い。今年1月に千葉県内のゴルフ場で撮影された映像は19日(木)から全国で放送される。
昨年から悩みのタネである左肩痛からの復帰を目指す藤田。2週前にフロリダで行われた「WGCキャデラック選手権」では、最下位で4日間を戦い抜いた。国内ツアー開幕まで1カ月を切る中、ボールは日々200球以上打てる状態にまで回復したが、医師からのGOサインにも「まだ少し痛みが残っている」と言い、いまだ本調子には程遠い。
4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」の前には、地方大会に2試合出場して調整する予定。「仕上がりは30点くらい。これではなかなか結果が残せないと思って日々過ごしている。とにかく開幕が迫っているので、30点から1点でも多く積み重ね、早めの優勝を目指して頑張りたい」と噛みしめるように話した。