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5年ぶりの勝利!小田龍一が150円の賽銭で3000万円獲得

2009年「日本オープンゴルフ選手権競技」でツアー初優勝を果たした小田龍一は、5年間のシード権を掴んだが、今年はそのシード権が消失する瀬戸際を迎えていた。シード継続のためには、賞金ランキングで60位以内に入ることが最大の目標(先週時点で67位)となっていた小田だったが、「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」を通算21アンダーで制し、その懸案を一発で吹き飛ばした。

最終日を12アンダーの首位タイで出た小田は、同じ最終組でラウンドした谷原秀人と競うようにスコアを伸ばした。前半はともに3バーディ。後半に入っても競り合いは続き、15番(パー5)では、小田が8mのイーグルパットを沈めれば、谷原も7mのイーグルパットを決めて2打差で食い下がる。

だが、16番で小田がバーディ、17番で谷原がボギーをたたき、4打差で迎えた最終18番(パー5)。小田がバーディで締めくくり、2位の谷原、小田孔明に5打差をつける圧勝だった。

「09年の日本オープンの時も決勝2日間は谷原と一緒だったんですよ。谷原とのラウンドは凄くいい感じで行けるんですよね。なんかあるんですかね」。

大会2日目を終えた段階から、冷静にプレーしたいと話していた小田。「15番のイーグルパットは鼻息が荒かったです。入らなかったらどこまで行っていたのか分からない」。最終日は気持ちをセーブしきれず「途中からスコアも分からないぐらいテンパッていました」と明かしたが、そんな小田に幸運をもたらしたのは、大会前の練習日(28日)に17番グリーン奥にある、黒石が祀られた本尊にお参りをした効果なのかもしれない。

「毎年、練習ラウンドの時にお参りしています。いつもはボールを置いてくるんですが、名前入りなので他の人に見られたら恥ずかしいから、今年はティを置いて来ました。お賽銭もその時に持っている額で、今年は150円でした」

昨年4月に他界した父親の修さんに「初優勝は療養中に見てもらえたので、今回は鹿児島のお墓に報告に行きます」と少し目頭を滲ませて話した小田。5年ぶりの勝利で掴んだものは賞金の3000万円。そして、来季以降も堂々とフルシーズン戦うことができるシード権だ。(兵庫県加東市/本橋英治)

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