キム・ヒョンソンが単独首位で最終日へ 3打差に近藤共弘が続く
2014年 トップ杯東海クラシック
期間:10/02〜10/05 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
台風接近中…狙い通りの逃げ切りの先にヒョンソンの“快挙”?
国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」を戦う上位選手は3日目の4日(土)、忍び寄る悪天候を頭に入れながら戦っていた。非常に大きな台風18号は勢いを増し、同日夜から太平洋上を北上する見込みで、5日(日)の午後には会場の愛知県三好カントリー倶楽部の上空に影響を及ぼす可能性がある。
ムービングデーに1番バーディ、2番(パー5)イーグルを奪ったキム・ヒョンソン(韓国)は「ハンパじゃないスタート。プロみたい(笑)。気持ちがラクになった」と序盤から飛び出した。3位から早々に単独首位の座を奪った後は「6番くらいからプレッシャーを感じた。明日はプレーできるか分からないから」と、最終ラウンド中止による54ホールでの“逃げ切り”さえ考えた。
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2年前には台風接近により、危険性を考慮して“無観客試合”を敢行したトーナメント。同じ組で回った近藤共弘も前日と同じ3位をキープしたものの「こんなに難しいところで、(あす)土砂降りになったらゴルフなんてできない。ひとつでも貯金が欲しかった」と、できればトーナメントリーダーで日曜日を迎えたかった。
狙い通り今季2勝目に王手をかけたヒョンソンは直近4試合で3位、4位、3位、22位と好調。賞金ランクは5位につけている。シーズン1勝目は5月「中日クラウンズ」だった。「名古屋、大好きです。食べ物もおいしい。I.J.ジャン先輩がひつまぶしを食べて優勝したことがあった(2012年・中日クラウンズ)。今夜?たぶんひつまぶし」。なお、この愛知県で行われる2つの伝統トーナメントを同一年に制した選手は、40年以上の歴史で一人としていない。(愛知県みよし市/桂川洋一)