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小平智 同世代へのライバル心むき出しに通算2勝目

福島県のグランディ那須白河GCで開催された国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント」最終日。首位に3打差の3位タイから出た小平智が4バーディ、ノーボギーの「68」で回り、通算16アンダーとして後続に2打差をつける逆転優勝でツアー通算2勝目を飾った。

連日のバーディ合戦と真っ向勝負した。スタートの1番で第2打をピンそば1メートル強につけバーディ発進を決めた小平は、若手プレーヤーが乱立した最終日の上位陣をけん引。8番で3つ目を決めて単独首位に浮上し、追われる立場になっても「おれ、トップなんだ。うれしい。もっと突き放してやろう」と気持ちは揺るがない。

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9番、12番と2メートルのパーパットをしぶとく決め、13番(パー5)で4メートルのバーディチャンスをカップに流し込むと、2ストローク以上のリードを保ったまま、盤石のフィニッシュ。「素直にうれしい。我慢するところで耐えられたのは、成長したところだと思う」。シーズン前半戦はショットの不調に悩み、今大会が4度目の予選通過だったが、今季優勝者の中で初めて、最終日のノーボギーラウンドを決めてみせた。

18番グリーンで待っていたのは同学年のライバルである薗田峻輔藤本佳則を含めた1989年生まれのトリオは、いまの日本ツアーきってのホットな世代だ。小平は昨年「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」で初勝利を挙げ「やっと追いついた」と思ったところで、直後に薗田、藤本が2勝目をマーク。「だから早く2勝目を挙げたかった」。

ともに次代を担う戦友たちへの対抗心は、海の向こうへも注がれている。近い将来の挑戦を心に決めている米ツアーでは既に、2学年下の松山英樹石川遼が居場所を作っている。「先輩に負けているわけじゃない。後輩に負けるのは悔しい」。最初のうちは誰もが抱いていたはずの感情は、相手の存在が遠くなればなるほど薄れてしまう。だが小平の中では、彼らとの距離がモチベーションの源だ。

5月末に契約した、過去に石川の体をケアしていた堀川智トレーナーは「下半身の力強さなら、遼にも負けないくらいのレベル」と言う。米ツアーだけでなく、欧州、アジアにも今後の進路を考える24歳。2勝目はまだ、キャリアの助走に過ぎない。(福島県西郷村/桂川洋一)

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2014年 ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント



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